コリドラスの「もふもふ」は食べる動作じゃない!? 正しい観察ポイントを解説

Moi!こんにちは、cory-paradiseです。

いきなりですが、参考サイトの引用から始めさせて頂きます。
今回のお話は、先にこちらを参照して頂けると良いかと思い掲載させて頂きました。とても分かり易くて為になるサイトですよ。

コリドラスの餌を種類ごとにレビュー!人工飼料からイトメまで!』

画像元:熱帯魚なめんな!アクアリストぷれ子と愉快な仲間たち

うん、共感しますね。

確かにこうゆう傾向があることは認めますが、どうも私自身は違うのです。
もちろん否定する訳ではありません。
ただ、ある理由でコリドラスの餌はアカムシがメインと決めているのです。

何故こんな話から始めたのか?
それは、コリドラスの食事風景で間違った観察をしている可能性を指摘しておきたいからなのです。

「もふもふ」と「もぐもぐ」は違う

皆さんはコリドラスがどういう行動をしている時に餌を食べていると感じますか?
おそらく「もふもふ」の時が一番多いのではないでしょうか。

色々なブログやツイッターなどに目を通すと、コリドラスが「もふもふ」して美味しそうに食べている。といった表現が非常に多く見られます。

実はこれ、微妙に間違った認識なのです。

とは言え、健康なコリドラスであればその程度の事を気にしなくてもよいのです。
しかし、体調の悪いコリドラスを観察している様子について「もふもふしているから食べているんだろう」といった表現をされている方を見受けます。
これはあくまで表現であって欲しいと思いますが、もし仮に「もふもふ」と「もぐもぐ」を同じものと見ていたとしたら、残念ですがコリドラスの体調が快復するのは難しいかも知れません。

コリドラスの「もぐもぐ」

コリドラスの「もふもふ」は餌を探すための動作であって、私たち人間で言うところの「もぐもぐ」に該当する動作は別にあります。

では、コリドラスの「もぐもぐ」はどんな動作なのか?

上の写真中央にいるCo.トリリネアートゥスに注目して下さい。
コリドラスは「もふもふ」して餌を見付けると、写真のように身体を上向き(もしくは水平)にしてその場から動かなくなります。
この時エラ蓋を小刻みに何度も動かしているのが観察出来ますが、これがコリドラスの「もぐもぐ」に該当する動作です。

コリドラスは喉の奥に歯があり、濾しとるようにして胃に食べ物を送ります。
エラを動かしながら餌と一緒に水を取り込み、砂などの無機物をエラから排出します。ですから実際に咀嚼しているところを見られる訳ではありませんので、この動作を参考にして観察する訳です。

せっかくなので、その動作がわか動画もみて下さい。以前、Twitterにアップしたものです。

ご覧いただけましたか?

それ以外にも下の写真のような光景もよく見かけますよね。

これは水を取り込むために激しくエラを動かす結果、間違って排出してしまい食べ損なっている状態なのです。

コリドラスの食べる動作はわかったわ。確かにアカムシなら観察し易いけど人工飼料の場合はどうなの?

うん、当然そうゆう疑問がわくよね。んじゃ、解説していこう

人工飼料を与える場合はどうなる?

あくまで私個人の感覚ですが、人工飼料を与えた時の方が「もぐもぐ」の観察が難しいと感じます。

ちゃんと口内に含まれているか?
エラから排出されていないか?

こういった観察ポイントが目視しづらいのです。

特にタブレットタイプの人工飼料はそのように感じるので、私はコリドラスの口にすっぽり入る小粒タイプの人工飼料を好んで使用しています。

とは言え、人工飼料を否定する気はまったくないのです。

最近の人工飼料は極めて優秀であることは間違いありません。
水を汚しにくい配慮、魚の趣向性の追求はもちろん、ビタミン・ミネラル配合は当たり前の総合栄養食ですね。

しかも人間が食べても美味しい・・・って、いや、うん、ごにょごにょ。

別に今更、ご飯に振りかけて食べたこと隠さなくても構わないでしょ。ところで、人工飼料が優秀ならアカムシは使わなくていいんじゃない?

うん、当然の疑問ですよね。
答えは単純。食いつきが良いからです。

人工飼料の最大の難点は餌づかないこともある。とゆう点です。

飼育者にとって愛魚が餌を食べない状況は非常にハラハラするものですよね。これによって良い餌、悪い餌と評価が左右されることすらありますし、ネット上に氾濫する膨大な口コミなど(この記事もその一つですね)によって拡散されます。

そうなるとメーカーとしては対策をしなくてはならず、結果として人工飼料は短命なものも多く、お気に入りがいきなり生産終了なんてこともあり得るのです。
実は私もそういった経験があります。

人工飼料をメインで使うなら、老舗メーカーの看板商品を選択肢に入れておくとリスク軽減になるかもね。

とゆう訳で、おわかりいただけたでしょうか?
これが冒頭で私がコリドラスの餌に迷わないと言った理由なのです。

餌は与えるだけでなく、食べていることまで観察する!
そう考えているからこそ、きちんと食べているかどうか観察の難しい人工飼料はなるべく避けて、観察し易い餌を選んでいる訳です。

なーんか、スッキリしないまとめね。どうせなら「この餌がおススメ」とか「アカムシはこれがいい」とかの情報はないの?

あー、うん、それも書こうと思ったんだけど、長文になるから別記事でまとめようかと。

…あざとい。

あとがき

冒頭でお断りしたように今回のお話は実に主観的な内容です。
改めてお伝えしますが、記事内の表現はあくまで個人的な感想・意見であって、それ以外を否定するものではありません。ご了承ください。

コリドラスの餌に関する情報をネット上で検索すると、餌の種類とか、何がよく食べるとかはヒットしますが、食べている様子について観察した情報はほとんど見られません。

ならばと今回のテーマにしたのですが、正直難しかったですね。
言いたいことは単純に「餌を入れたら観察しようね」ってことなんですけど、だいぶ回りくどい言い回しばかりで読みづらかったことと思います。
また頭の中を整理しましたら、別記事でも触れてみたいと思います。

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