コリドラスの病気を考える 顔色が変わる?早期発見のポイントを実写で解説!

Moi!こんにちは、cory-paradiseです。

コリドラスも体調を崩すと、目視で確認できる何らかのサインを発します。

今回は体調を崩したコリドラスの症状を顔周りにスポットを当てて、健康なコリドラスと見比べながらお話してみたいと思います。

病気の話題は考えるだけでも背筋がブルっときますから避けて通りたいものですが、本当に魚たちの健康と、飼育者の責任を考えると目を背けるわけにはいきません。

自分だけは大丈夫!そんな都合のよい考えは、この記事を読んでゴミ箱にクシャポイしちゃって下さいな。

調子の良いコリドラスを目に焼き付ける

今回の記事では見比べてもらうために、掲載画像をあえて大きくしてあるよ。

まずは下の画像をご覧下さい。 特に顔の辺りをよーく見て記憶して下さいね。

調子の悪いコリドラスを目に焼き付ける

では次は下の画像です。 同じく顔の辺りをよーく見て記憶して下さいね。

顔色を比較をしてみる

さてどんな違いがあるか、おわかり頂けたでしょうか?

  • 調子の良い方は顔色が均一で滑らかに見える。
  • 調子の悪い方は顔色が薄く、白っぽく筋が入って見える。

この点に気づけた方は、しっかりした観察眼をお持ちですね。

えっ、そんなこと!?

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、会話や接触することの出来ない生物を飼育する場合、健康な状態をしっかりと記憶しておいて、調子を崩したときにいち早く違いに気付けることが最も確実な手段なんです。

こうして並べてみるとわかり易いですね。

これを見逃さないことが実に大切なんです。
と言いますのも、コリドラスの顔色が変化する場面は、購入時や飼育時において結構な頻度で起こっているからなのです。

コリドラスの顔色が変わるのはどんな時?

  • 入荷したばかりの時
  • 長時間の輸送をした時
  • 短時間の輸送であっても揺れなどが激しかった時
  • 水合わせが不十分な状態で水槽に放された時
  • 水質が大きく変化した時
  • 水温が大きく変化した時
  • 酸欠の時
  • 餌不足で飢餓状態の時
  • 驚いてパニックになった時
  • 何らかの病気に罹患した時
  • 寿命が近づいてきた時

とまぁ、ざっと思いつく限りでもこれだけあります。

大袈裟だと思いますか?

でも、どれもコリドラスを飼育していれば必ず通過することですよね。

それに数多く見えますが、大別すると 何らかの要因で、体調を崩している時もしくは環境が急に変わった時の2点 だと気付けると思います。

注意するべきことは何だろう?

これは単純です。先に挙げた2点が起こらないようにすればよいのです。

  • 購入時はよく観察して、わからないことは店員に質問する。
  • 購入後は静かに運ぶ
  • 真っすぐに帰宅する
  • 時間をかけて丁寧に水温合わせ&水合わせをする。
  • 水合わせの時にエアレーションを併用してみる。
  • 水槽に手を入れる時はそっと入れる。
  • 水を注ぐときはゆっくり静かに注ぐ。一気に入れない。
  • 注ぐ水の水温を水槽の水温と合わせる。

導入時と水換え時だけでも、注意すべき点はこれだけあります。

どれも基本的なことばかりですが、アクアリウムにおける基本とは、誰がやっても間違えないことではなく最も無難とされることです。これは先人たちの知恵であり教えでもあります。そのことを意識して下さい。

気を付けていても起こるときは起こるものです。ただ、その時に如何に早く気付けるようになるかが大切なんですね。

一番重要なことは総合的に観察できること!

さてさて、今回は顔色にスポットを当ててお話ししてきた訳ですが、本当はコリドラスの全身はもちろん、しぐさや動作を総合的に観察することが理想です。

体調の悪いコリドラス例を見て、次のようなポイントも気付けるようになりましょう。

  1. 目が窪んでいる。
  2. ヒゲが委縮している。
  3. 背ビレが寝ている。
  4. 腹ビレ立ちしていない。
  5. 背ビレの付け根の真ん中と腹部に出血斑がみられる。
  6. 体側の鱗のラインが白くぼんやりしている。
  7. 全体的に体色が薄い。

日頃から観察する機会を増やして、是非ともコリドラスに優しい観察眼を手に入れて下さいね。きっとコリドラスも貴方を喜ばそうと色んな表情を見せてくれますよ。

あとがき

今回の記事で調子の悪いコリドラスの例として掲載した画像は、中期のエロモナス感染症に罹患した個体です。出血斑が見られることから状態は深刻でありましたが、なんとか一命を取り留め現在も元気に過ごしています。

飼育者なら健康で長生きしてもらいたいと思うのは、どんな生物でも同じことでしょう。ですが、その大部分は飼育者に委ねられているのだとゆうことを考えたことはありますでしょうか?

難しい話題ではありますが、今後も機会を見てお話しさせて頂きたいと思います。

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