コリドラスの健康チェック 購入時も役立つ注目ポイントを解説

Moi!こんにちは、cory-paradiseです。

じー・・・・・。

そんなに凝視して何か気になることでもある?

うーん、なんかいつもと違うような気がするんだよね。

そうゆう時は、どこがいつもと違うと感じるか一つずつチェックしてみるといいのよ。

そうだね。 じー・・・・・。

何かしゃべりなさいって…。

「なんか気になる」の理由と根拠は知っておいた方がいい

コリドラスに限らず、生き物を飼育していると「なんかいつもと違う!?」と感じることはありませんでしょうか?

実はその感覚、とても大切なものです。
飼育者だからこそ感じる違和感、いわゆる虫の知らせとか第六感は確かに存在すると私は思っています。

とは言え、理由も根拠もはっきりしなくては不安が残りますよね。

そこで今回は、コリドラスの健康状態をチェックする際に押さえておきたいポイントを紹介しつつ、病気や異変が起こった時にどのような変化があるかを解説していきたいと思います。

健康なコリドラスを目に焼き付ける

今回も画像のコリドラスをじっくりとご覧頂くことから始めていきましょう。しっかり記憶して下さいね。

どうでしょう? 何か気になる事や問題はありますか?

おそらく、問題となりそうな点は見当たらないと思います。
自家繁殖したブリード個体ですが、健康であると推測できるチェック項目をいずれもクリアしている個体とゆう点で自信を持ってお見せ出来る個体です。

では何をもって健康だと判断するか?

その根拠は?

大事なのはそこですよね。それではご一緒にチェックしてまいりましょう。

健康チェックのポイントまとめ

①~⑩は個体の状態を観察するためのチェックポイントだよ。そして矢印は寄生虫(ぴろぴろ)が付着しやすい個所を示しているよ。

ちなみに「ぴろぴろ」がわからない方は「コリドラス ぴろぴろ」で画像検索してみて下さいね。

①ヒゲ:縮こまっていないか? 切れていたり数が欠けていないか?

コリドラスのヒゲは左右対称で合計6本です。仮にヒゲが無くても餌を探せますし、健康状態に影響は少ないのですが、元々ではなく飼育後に異常が発生した場合は、水質悪化や底床などの汚染、それによる病気の発症が疑われます。特にヒゲが縮こまっている場合は病気の可能性が高く、症状が深刻な場合もあります。

②吻とおでこ:潰れていたり傷がないか? 寄生虫はいないか?

吻が白っぽく変色したり潰れたように見える場合は、衝突の他、尖ったレイアウトや砂利による外傷が疑われます。ピンク色の皮下組織が見える程の傷になると感染症を併発する恐れもありますので治療が必要でしょう。また、おでこの辺りは寄生虫の有無や肌荒れの状態が他の部位より観察し易いです。濃色系のコリドラスは肌荒れを起こすと白っぽく変色したり色ムラが出たりします。とは言え、元々の場合もありますので日頃から確認しておきましょう

③目:白濁していないか? 落ち窪んでいないか?

目は口ほどにものを言うの言葉通り、健康なコリドラスほど目に力を感じます。逆に目に力を感じないコリドラスほど深刻な状態にある可能性が高いと言えますので軽視しない方が良いでしょう。目の白濁は老化による場合もありますが、落ち窪んでいたり寄生虫の付着を併発している場合は、どちらも状態としてはかなり進行しているので迷わず隔離して薬浴などの集中治療を行いましょう。

④エラ:膨らんでいないか? 赤くなっていないか? 動きは速すぎないか?

小刻みに速く動かしている場合は酸欠が疑われますので、水換えやエアレーションをして様子を観察しましょう。驚いた場合による一時的なものなら心配ありません。正常なエラは薄いピンク色をしておりエラ蓋の隙間から見えることはほぼありませんが、もし正面から見た時にエラ蓋が膨らんでいるように見え、かつ後ろや側面から赤くなった部位がはみ出て見える場合は炎症の疑いがあります。同時に前述の酸欠を疑う症状があり、じっとして動かない場合は深刻な低酸素血症に陥っている可能性もあり、そうなると救命率は低いと言わざるを得ません。

⑤チーク:光沢や発色があるか?

これは私のオリジナル表現なので参考程度ですが、エラ蓋付近の発色をチークと呼んでいます。これまでの飼育経験から調子の良いコリドラスはチークが出現する傾向にあります。とは言え、無くてはいけないものではありませんので目安の一つですね。

⑥背ビレ:棘条が折れていないか? エッジ部分が滑らかか? 寄生虫はいないか?

画像の個体は背ビレのエッジにバサつきが見られます。慢性的ではない場合はレイアウトに引っ掛けたり、水質が悪化していたり、混泳魚やエビに攻撃されている可能性があります。それ以外にも老化の可能性もあり、健康状態の悪化と直接結びつくものではありませんが日頃からエッジの状態を記憶しておくとよいでしょう。

ぴろぴろに寄生されている場合は、初期の段階で付着しているのが多く見られます。また、背ビレをはじめとした各ヒレは体調の良し悪しを測るバロメーターの一つになります。畳んでジッとしている場合は体調を崩している可能性もあり、頻繁に閉じたり開いたりしている場合はストレスを感じていたり、一時的に体調不良を起こしている可能性もあります。

⑦胸ビレ: 棘条が折れていないか? エッジ部分が滑らかか? 寄生虫はいないか?

チェックポイントは背ビレと同様ですが、背ビレほど特徴的に症状は現れず、またよく動かす部位でもあるので観察がしづらいです。飼育水や底床汚染が進むと膜が溶けてしまうこともあります。購入時には長さが左右均等で、膜が溶けていないかの確認をしておくとよいでしょう。

⑧腹ビレ:棘条が折れていないか? エッジ部分が滑らかか? 寄生虫はいないか?

チェックポイントは他のヒレと同様ですが、欠損は割と見られる方でワイルド個体だと珍しくなく、ブリード個体では発育不良や先天的に欠損していることもあります。 メス個体は産卵時に卵を抱えるため、欠損や左右の大きさに違いがあると卵を落とし易く上手に産みつけられない不便さはありますが、健康状態に直結するものではありません。

⑨尾筒:肉付きは良いか? 真っ直ぐになっているか?

泳ぐ際の推進力を生み出す箇所で筋肉の塊です。上から見て細く感じる場合は餌不足による痩せている可能性があります。

また稚魚に多く見られるのですが、背骨の奇形があると尾筒が真っ直ぐにならず常に曲がっていることが多いです。 稚魚の観察では、この2点に特に注視して観察することが大切です。

⑩尾ビレ: 棘条が折れていないか? エッジ部分が滑らかか? 寄生虫はいないか?

チェックポイントは他のヒレと同様ですが、尾ビレの突端にはぴろぴろが付着することが多く、初期での発見に役立ちます。また、ロングフィン個体だと形状が個体ごとに異なる場合が多いので、溶けていても気付かないことがあります。元気な状態を日頃から記憶しておくことが大切です。

ちなみにサンプル画像は若い頃の私なんだよ。

その情報いらないから…。

さて、長くなりましたが以上が基本項目といったところでしょうか。
ぴろぴろについて補足しておきたい内容は以下に記載しますので、もう少し頑張って読んでみて下さい。

ぴろぴろを見逃さないために

ぴろぴろの厄介な点は、新しく購入したコリドラスが持ち込むことが非常に多いってこと。しかも購入時には発症していない場合もあるよ。

予防には購入時の観察とトリートメントが大事ってことね。

さて、運悪く持ち込まれてしまったとして、寄生虫(ぴろぴろ)に罹っている場合の初期に目立つのはエラの周辺、ヒゲや吻、そして人間で言う「おでこ」の辺りです。
各ヒレの棘条の頂点や付け根の辺りも寄生されやすく、また見付けやすい場所です。
体色が白系のコリドラスは見つけづらいので要注意ですね。

この写真を見ると、指摘した個所に白っぽい短い糸状の物が付着しているのがおわかりでしょうか?

この程度の状態で発症しているのが1匹だけなら、コンディショナーを入れた新しい水で水換えして経過観察にします。もし複数の個体に発症している場合はすぐに隔離や薬浴を開始します。

ただし先ほども述べましたが、眼球に付着している場合はかなり進行しているケースが多いので、1匹であってもすぐに隔離や薬浴などの集中治療を開始します。

ねぇ、ぴろぴろってそんなに恐いの?

恐いよ。放置すれば確実に水槽内全てのコリドラスに寄生するし。みるみる弱っていくし、薬も強力なのを使わなきゃならないから治療もハイリスクなんだ。しかも治しきれないと再発もするからね。

ふーん…。さて、一段落してお昼ご飯にしましょ。はいどうぞ。

いただきま・・・・・ひえぇっっっ!! ぴろぴろっ!?

うどんだっつーの!!

あとがき

今回ご紹介したチェック項目は、全てクリアしていないといけない訳ではありません。ヒレの一部が裂けていたり、ヒゲが多少短くなっていたとしても健康である場合はたくさんあります。

大切なことは日頃から観察をして調子の良い状態を記憶しておくことです。

余談ですが、医者はレントゲン写真を見る時に悪い個所を見つけるのではなく、健康な人のレントゲン写真とは異なる部分を探しています。つまり健康なレントゲン写真をしっかりと脳裏に焼き付けておくことが、病気を見つける第一歩なのですね。

ねぇ、重要な対処の仕方が書いてないじゃない。また長いから別記事?

…あ、うん。そうさせてもらいますね。

近いうちに今回の記事と関連させつつ。トラブルが発生した時にどう対処するのか?のお話をしてみたいと思います。どうぞお付き合いくださいませ。

それではまた。Moimoi!

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