コリドラスの繁殖を考える② 繁殖を目指すなら考えておきたいこと 準備も忘れずに

Moi!こんにちは、cory-paradiseです。

今回は繁殖を目指すなら産卵を迎える前に考えておきたい事と、準備についてお話をしてみたいと思います。

コリドラスは「普通に飼育していたら産卵した!」とゆう話を良く聞きますが、それと同じだけ失敗談や苦い経験談も数多く耳にするのです。

もちろん私も、たくさんの失敗や苦い思いを経験しています。

繁殖を目指すなら考えておこう

コリドラス飼育者の全てが繁殖を望んでいるとは限りません。

採卵~孵化まではさほど難しいことではありませんが、その後育児をするとなると結構な時間とエネルギーを要します。

ご自身の環境や状況を冷静にみて無理だと判断したならば、それは仕方のない事ですし、飼育者として賢明な判断であると思います。

一方、初めて産卵を経験すると、嬉しさのあまりついつい勢いで孵化~育児へとなだれ込むパターンもありますね。

もちろんそれが悪いこととは言いません。

時には勢いが飼育者を後押しすることもあるでしょう。素直に挑戦したいと思うのならばチャレンジした方が良いと思います。

孵化させるのか? それとも見送るのか?
どちらにしようか悩んでいる方は、ひとまず採卵だけでもしておくとよいと思います。

採卵とはコリドラスの産んだ卵を取り出して別容器で孵化させることだよ。

コリドラスの孵化は大抵が人工孵化です。

飼育水槽の中で自然に孵化させることもあるのですが、以前にもお話したとおり繁殖とゆう結果を求めるのであれば確率の高い方を選択するのがセオリーでしょう

そのために採卵をする訳ですが、卵の感触を覚えておくと後々役に立つこともあるかと思います。

アクアリウムにおいて経験は何より貴重な財産だから、何事も挑戦してみることは決して悪いことではないよ。

採卵から孵化までの準備をしよう

思いがけない産卵の場合で良く耳にする失敗談は、道具が準備されていなかったケースです。

そうならないためにも、プラケース・隔離箱・ブラインシュリンプの卵&孵化セットは常備しておくと慌てずに済みます。

特にプラケースは重宝します。
私は専用水槽を用意しているので孵化したらすぐ隔離箱に入れますが、孵化直後の稚魚は隔離箱のスリットをあっさり通過しちゃいます。他魚のいる混泳水槽では間違いなくサヨナラですね。

そこで、ヨークサックを吸収しきる3日間と給餌開始後1週間の合計10日程度はプラケースを水槽に浮かべて稚魚を入れておきます。

この頃は水をあまり汚しませんが、日に何度かスポイトで水を入れ替えると良いでしょう。ただし照明の直下に設置するのは避けて下さい。

餌を食べ始めると急速に大きくなります(1週間で2倍~3倍に育ちます)

また水も汚すようになるのでプラケースのまま飼育し続けるのは危険です。隔離箱に移すとよいでしょう。

ちなみに、最初からプラケースを水槽に浮かべて採卵した卵を孵化させてもOKです。

こうすると水温の管理が楽ですね。水槽をたくさん置けない、プラケースの保温が上手く出来ない場合はこっちの方がおススメです。

プラケースを水槽に浮かべる場合は、ひっくり返らないよう注意してね。

その後、混泳魚に食べられないサイズまで成長すれば隔離箱は卒業出来ますが、成魚達と同じ餌が食べられる、または問題なく餌が取れる状態でないと本水槽内に放すのは不安があります。

出来れば隔離箱を増やす、育成水槽を用意するといった対応をして3cmに届くサイズになるまでは充分な給餌をした方がその後の生存率を上げることにもなると思います。

あとがき

コリドラスは採卵から孵化までは比較的簡単です。

思いがけず産卵したとしても30キューブ水槽が置けるのなら何とかなりますので、是非ともチャレンジしてみて下さい。

とは言え、どうしてもこれ以上水槽が増やせない場合もありますね。

そんな時は観照的に見栄えは悪くなりますが、隔離箱を複数設置して対応するのが現実的かと思います。
繰り返しますが、繁殖とゆう結果を望むのなら、安全に稚魚を育てる環境を用意すること、そして充分な給餌をすることが育児の重要ポイントになります。

その辺もいずれお話させて頂きますが、長くなりますので小分けにしながらお届けしたいと思います。ひとまず次回は、採卵~孵化についてもう少し掘り下げてみたいと思いますので、お楽しみ頂ければ幸いです。

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