コリドラスの底床を考える コリドラスに最適な底床は? レビューも合わせて掲載

Moi! こんにちは、cory-paradiseです。

コリドラスを飼育するにあたって、最も頭を悩ますのが底床ではないでしょうか?
一般的には粒が細かくて角が丸い砂が適していると言われ、ちょっと調べただけでも「コリドラスにおススメ!」と宣伝文句のついた底床はたくさん出てきます。

でも、何がどう違うのかはわかりづらいのが実際ですよね。

底床選びはベテランでも迷うことがあります。
複数の水槽を管理する場合に底床を一つに絞ることで環境を統一し、安定したメンテナンスをするテクニックもあったりします。

とは言え 初心者の方に同じ基準を求めるのは酷ってものでしょうし、購入するときは好みもありますから色々と目移りすることもありますよね。

そこでコリドラスの底床を選ぶ時のポイントと、実際に使用してみたレビューをお話していきたいと思います。

コリドラスと底床は永遠のテーマ

コリドラスは水槽の底層を主な生活層とするため、底床の影響を受けやすい魚でもあります。では底床の影響とはいったい何でしょう?

ここでは3つのポイントを挙げながら、それらがコリドラスに必要と思われる理由について考えていきたいと思います。

安全性

コリドラス最大の特徴と言えば「もふもふ」ですね。

この動作を観察していると気が付くと思いますが、角の尖った砂では吻やヒゲ、あるいはエラを傷つけてしまう可能性があります。

悪いことに傷口から細菌に感染すると、様々な病気になったり、場合によってはヒゲが溶けてしまうこともあります。

このことからコリドラスが安全に「もふもふ」出来る底床を選ぶことがポイントであると思います。

メンテナンス性

水換え作業をする時に底床掃除を合わせて行っている方は多いと思います。特にコリドラスの飼育において底床掃除と、そのスキルは必須事項だと思っています。

なぜかと言うと、汚れが溜まった底床は病気を発症させる原因となる細菌の温床となりますので、メンテナンスを怠るとコリドラスが病気になるリスクが高まってしまう訳です。しかしメンテナンスは飼育者にとって負担となるのも事実です。

そこでメンテナンスに適した底床を選ぶこともポイントとなります。

濾過サイクルの一環としての効果

底床にもバクテリアは定着します。
しかし、そのためには底面フィルターなどを使用するといった条件が必要です。

一般的には水圧によりギュッと押し込まれ、底床の中には水の流れがほとんどありません。当然、汚れが貯まり易い状況になります。

水の流れが無い状況では酸素も供給されませんから、濾過にとって有効な好気性バクテリアの繁殖も期待できません。むしろ、アクアリウムにとって悪さをする細菌が増える可能性が上がります

つまり濾過サイクルが期待出来るのは、底床内部に水の流れが出来る底面フィルターや一部の投げ込みフィルター(通称:ぶくぶく)の使用時に限ります。
その他のフィルターの場合では、正直なところバクテリアの定着は期待出来ません。

濾過に関する記事はこちらを読んでみて下さいね!

この他に底床がコリドラスに与える影響として、色合いの濃淡による体色の変化なんかも挙げられることがあるよ。

もちろん好みで選ぶこともアリだと思います。

でも水槽みたいな閉鎖環境では、底床ひとつとってみてもその影響は無視できないと思うのです。ましてやコリドラスにとっては生涯の生活環境となるのですから、様々な視点からアプローチすることは大切ですよね。

cory-paradiseが使ったことのある底床レビュー!

それでは先程述べたポイントを踏まえつつ、cory-paradiseが使用したことのある底床をレビューをしてみたいと思います。

ただし、濾過の期待度は底面フィルターに使用可能なものに限って評価しています。記載のない場合は底面フィルターには基本的に向かないものとして下さい。また、水質に影響を及ぼすものについては文中で触れています。

色合いが明るい順に並べてあるけど、老眼なので参考にならないかも・・・。

ADAラプラタサンド

安全性★★★★
メンテナンス性★★

非常に粒が細かく、真っ白で見栄えのする綺麗な砂です。
美白系コリドラスの発色がよくなると思います。特にCo.アドルフォイのオレンジ色部分が鮮やかになるような気がしますね。

角も無くパウダー状なので安全性は高く、砂が舞い上がる程の迫力のある「もふもふ」を観察することが出来ます。

一方メンテナンスでは砂ごと吸い出してしまうことが度々あります。
厚く敷くより薄く敷く方が適しており、底床とガラス面の接触場所にコケが生えると、かなり目立ってしまうので注意が必要です。

田砂

安全性★★★★★
メンテナンス性★★★

やや明るめの自然な感じに近い色合いで、どのコリドラスにも合うと思います。
コリドラス用としては最もスタンダードで、愛用者も多いと思います。

大半が細かくて角の丸い砂で占められているので安心です。
比重が重いので掃除し易いですが、うっかりすると吸い出し事故が起きます。特に小型水槽で使用する場合はちょっとしたコツが必要で、慣れるまでに時間を要するかもしれません。

厚敷きでも薄敷きでも両方いけますが、やはり底床とガラス面の接触場所にコケが生えると目立ってしまいます。

スドーボトムサンド

安全性★★
メンテナンス性★★

明るい茶色がかった色で、Co.パンダなどの肌色系コリドラスに合うと思います。

粒は小さくパウダー状ですが、指の腹で擦すり合わせると尖った感触があります
おそらく製造過程で破砕しているのかもしれません。
比重は軽めでメンテナンス時の吸い出し事故も起こり易いです。

薄敷きでの使用が適していると思われ、この系統の色は販売数も少ないのでアイデア次第では使い道が広がりますし、レイアウト水槽向きでもあると思います。

津軽プレミアム

安全性★★★★★
メンテナンス性★★★★
濾過の期待度★★

やや暗めの色合いで、とても自然な雰囲気が出ます。
Co.レセックスなどの暗色系のコリドラスは、体色が濃くなって渋みが増してくるように思いますし、Co.シュワルツィなどのラインやアイバンド系がくっきりとしてくると思います。

粒は田砂よりやや大きいですが、角がなく比重も重いためメンテナンス時の吸い出しはほぼ起こりません。全体的に安心して使用できるバランスの良い砂だと思います。

底面フィルターにも使用出来ないことはないですが、通水性は良くありません。
フィルター内に砂が入り込まないようにする工夫が必要であり、結果としてメンテナンスの負担が上がってしまいます。

礫 Sサイズ

安全性★★★
メンテナンス性★★★★★
濾過の期待度★★★★

水に浸すと程よい川底感が出ます。
濃淡様々な砂利が含まれていますのでコリドラスはもちろん、飼育する魚を選ばずに使用出来ると思います。

粒の大きさは基本的にコリドラスが口に含めないサイズで、角が丸いものが揃っています。若干角のある小さな粒も混じっていますが、洗う際に沈下するので簡単に取り除くことが出来ると思います。

砂粒と砂粒の間に隙間が出来て通水するので、底面フィルターとの相性はよくバクテリアの繁殖も期待出来ます。メンテナンスも吸い出しを気にせずザクザクやれるので汚れを吸い出すのも簡単です。

大磯砂

安全性★★(初期のみ) ★★★(長期使用or酸処理した場合)
メンテナンス性★★★★★
濾過の期待度★★★★

古くからアクアリウムで使用されており実績があります。
商品によりサイズ、色合いは様々です。

メンテナンスも容易で、今回紹介する中では最も底面フィルターとの相性が良くSHOPでも多用されています。粒の大きさは均一ではなく角張ったものもありますが、使い込めば角が取れてきます。

一番の長所は安価でどこのSHOPでも手に入ることでしょう。

ただし注意すべきことは名前からもわかる通り海辺で採取されたものなので、貝殻が混ざっていることが多く、使い始めは水質がアルカリ性に傾きやすくなります。
長期間使用して貝殻が溶け切っていたり、酸処理(お酢をかけて貝殻を溶かす)してあれば水質への影響は少なくなります。

非常にメジャーな商品ですが、初心者には初期の扱いが難しくベテラン向けの砂利といえるでしょう。

ソイル

安全性★★★(吸着系の場合)★(栄養系の場合)
メンテナンス性★
濾過の期待度★★★★★

基本的に砂利とは異なり、底床内の掃除には適さないです。
そのためコリドラスとは相性が悪いと言われていますが、実際には使用している方も結構います。

ソイルの特性である水質を弱酸性に傾ける効果や、バクテリアの定着率が非常に高い面を考慮すると、上手く使いこなしたい優秀な底床です。
また、コリドラスの体色が濃くなる効果がある事例もよく耳にします。

ただ、残念ながら私には使いこなす力量がありません。
どうしてもメンテナンスに難があるので、底床ではなく濾材の一つとしてフィルター内に入れて使用しています。

ソイルは吸着系と栄養系の二つのタイプがありますが、栄養系ソイルには植物の肥料が含まれており、大食漢のコリドラスに使用すると大量のコケが発生してしまう可能性がありますので注意が必要です。

ベアタンク

安全性★
メンテナンス性★★★★★
濾過の期待度★

メンテナンスは手間要らずですが、私は卵の孵化用水槽以外では使用していません。
コリドラスの魅力である「もふもふ」を全く引き出せないからです。

底面に吻をぶつけて怪我したり、潜るものがないので吻の発育を悪くするといった弊害が起こる可能性が高くなります。

光が底面に反射するため発色も悪くなり、コリドラス本来の体色を楽しむことが難しくなります。ただし、薬浴など隔離水槽であればベアタンク一択です

あとがき

いかがでしたか?
冒頭の粒が細かくて角の丸い砂が一般的な理由や、底床から受ける影響についてお伝えすることが出来ましたでしょうか?
その上でレビューがご参考になれば幸いです。

私の例を紹介しますと、観賞要素の強い水槽では「もふもふ」観察が楽しめる田砂か津軽プレミアム。

濾過強化のため底面フィルターを併用したい場合は、使い込まれた大磯砂。

水温の微調整が必要な繁殖用水槽では発熱するモーターが無い底面フィルターを使用したいのと、使い始めから水質への影響が少ない理由から礫Sサイズを使用しています。

こんな感じでケースバイケースにしていますが、どれも3㎝以上の厚さに敷いていますので定期的なメンテナンスが必要なことは共通しています。

これまでの経験や考察を重ねての結論ですが、あくまで一例であって私個人の感想でありますことをご了承下さい。
そして使用量にもよりますが、底床が水質に与える影響については商品説明や販売メーカーのサイトで確認するようお願いします。

コリドラス飼育をする際、底床を何にしようかと考えるだけでも楽しいものです。
アクアリウムに正解はありません。アイデアと試行錯誤次第で貴方だけのオリジナルな飼育方法を発見してみて下さい。

それではまた。Moimoi!

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